Recurrent Admire

りかれんと・あどまいあー。

[学校・英語・ICT・リカレント・家庭]教育、教職員のウェル・ビーングなどについて

教師のリカレント教育①

f:id:pbtakaki:20200905210159j:plain

リカレント教育」について単純に言うとすれば、

「変化の激しい時代、学校で学んだことだけでやっていけるわけではない。もう一度何らかの教育機関に所属して学び直す必要がある。そういう人たちに提供される教育」

という感じだろうか。

 

 

Recurrent:繰り返し起こる; 再発する, 頻発する; 循環する

 

変化が激しい時代

「変化の激しい」というのは、

グローバルな世界の状況、環境、

ICTなどのテクノロジー、科学、

というようなものの変化が激しい、ということである。

また日本においては、少子高齢化における社会状況の変化も激しい。

 

近い将来、今ある職業の50%はなくなっているかもしれない、という話もあった。

 

そのような時代変化に対応し、適応していくために、「学び続けること」「変化し続けること」が必要である。

 

それは「成長する」「進化・進歩を目ざす」私たちにとっては、ある意味当たり前のことなのだが、しかししばしば、私たちは「変化しなくなる」ことがある。

 

変化をしなくなる

技を極めて変化が必要なくなる、ということはあるのだろうか。

成長を重ね、何らかの技、技術、知識を極める。

段位や級などで技のレベルを規定しているものもある。

頂上まで登り詰めたら、あとは下界を見下ろしていたらいいのではないのか? 

人は年を重ね、いろんな苦労を重ね、体力・記憶力も衰えてくると、心情的にも新しいことに対して難しくなってくるから・・・

「変化」は若い人たちに任せて、あとはゆっくりご隠居させておくれよ……?

 

歌舞伎役者の海老蔵さんは、古き日本の技を現代に受け継ぎ、演じておられる。

しかし、いろいろな新しい試みにも貪欲で、変化を厭わない。

ここには、今回話している「リカレント」の何かしらがあるような気がする。

 

作家の村上龍さんは、「生きることは変化することだ」というようなことをおっしゃっていた。

本文を探し当てることはできなかったのだが、常に違和感を言葉にし、世界を新しい言葉で定義しなおしてきた作家の、この言葉は今も記憶に残っていた。

 

(つづく)

 

<参考>

市川海老蔵 (11代目) - Wikipedia