Recurrent Admire

りかれんと・あどまいあー。

[学校・英語・ICT・リカレント・家庭]教育、教職員のウェル・ビーングなどについて

我が子にスマホを持たせるべきか

【事例1】

中二の息子に、スマホの使いすぎを何度注意しても聞かず、成績低下と、微量ながら課金のルールを破ったことを機に、スマホの没収を決めました。

そのまま没収しています。

・・・必要なかったのか?

 

【事例2】

中学受験が終わって、娘にスマホを買いました。

卒業して会えない友だちとの連絡手段にしたいのだそう。

親子の間で使用時間、使用方法、注意点などでルールを決めました。

この世界で大人になっていく中で、もたせて普段使いすることは教育の一環だと思っています。

 

 ***

 

「自律した人間」を育てていかなければならないのはわかるのだけれど、そのためには「つきあってあげる大人」が必要です。

「つきあってあげる」の中には、成功や失敗や挫折や忍耐や、いろいろなものが含まれます。

スマホをもたせるときに、大人には、保護者には、その「つきあってあげる」責任と覚悟が必要です。

 

【事例1】の保護者さんの場合、責任をもって取り上げました。

その後、息子さんの友人関係や、中毒症状などからの立ち直り、大人になってからどうやっていくのかなどの見守りが必要でしょう。

 

【事例2】の保護者さんの場合も、一緒に試行錯誤していくことでしょう。

トラブルは自分のところからだけ出るわけではなく、スマホなどで「つながっていく」現代、どこでどんな形で出現してくるかはわかりません。

 

私の子どもたちはまだ自分のスマホは持っておりませんが、親のスマホでいろいろ経験していっております。

視力低下、学校で話についていくためのつきあいゲーム、オンラインゲームのおもしろさと怖さなど。

常々話しながら、進めています。

 

ICTの問題は、今過渡期です。

どんな犯罪が起こるかわかりません。

大人だって悩んでいます。

でも、使わせなければ使わせないで、それはそれで将来のリスクになります。

 

誰も生きたことがないこの時代を、危険に対する嗅覚はもちながらも、オモシロガリながら生きていくしかないのかなあ、と思っています。

 

日々、サーバーテロなど、この分野で戦っておられる皆さま、ありがとうございます。

そうした土台がある上で、楽しみながら、生きていくしかないのかなあ、と思っています。